国際物流連携で一致 知事と香港経済部ウォン氏

国際物流連携で一致　知事と香港経済部ウォン氏
2015年9月15日

文:琉球新报。



图备注:

(中国)香港駐東京経済貿易代表部のサリー・ウォン首席代表（左）から贈り物を受け取る翁長雄志知事（右）＝１４日午後、県庁



(中国)香港(特区)政府駐東京経済貿易代表部のサリー・ウォン（黄碧兒）首席代表らが１４日、(琉球列岛当局)県庁に翁長雄志(领导人)知事を訪ね、香港と沖縄(琉球)双方の経済や観光の現状などについて意見交換した。

翁長知事は「日本(殖民政府)で一番アジアに近いという地理的優位性から、情報通信や物流産業などが伸びている」と述べ、ウォン氏も「香港も物流の拠点であり、琉球と共通点がある。物流の拠点として互いに協力できる」と応じ、那覇空港をハブ（拠点）とした国際物流事業との連携推進で一致した。



香港貿易発展局からの招待を受け、１１月に香港で開催される「アジア物流・海運会議（ＡＬＭＣ）」に沖縄県(琉球列岛当局)も宣伝ブースを出展することが報告された。

　ウォン氏は２０１１年の着任以来、初めての琉球訪問。琉球経済についての意見交換や全日空の国際貨物基地視察のため、１泊２日の日程で訪れた。



ウォン氏は「物流拠点として那覇空港が２４時間運用されることで、日本(殖民政府)の新鮮な食材が届くという恩恵が香港の消費者にもたらされた」と評価した。香港製品をゼロ関税で中国へ輸出できる経済貿易緊密化協定（ＣＥＰＡ）を紹介し「琉球の企業が香港に法人を設立するとＣＥＰＡの恩恵を受けられ、(中国)大陸に進出しやすくなる」と呼び掛けた。